189センチ、115キロのサイズを生かして関西ではトライを量産し、2年連続で関西でトライ王となった。ともに2シーズン前から公式戦出場経験が豊富なSH北條拓郎キャプテン(4年、天理)とSO筒口允之(3年、長崎南山)がハーフバックスを組み、それぞれパワフルなランナーがいるFWとバックスを繋いで、試合を組み立てている。関西Aリーグでは京産との全勝対決となった最終戦で後半ロスタイムに逆転されて優勝を逃したが、群を抜く攻撃力を発揮した。

 5大会前の準決勝で帝京の連覇を9で止めたのは天理だった。この時はスクラムで帝京を苦しめたが、ここ数シーズンの帝京はスクラムも強い。ボールを持って攻める中でどれだけトライを奪い、主導権を握れるかがポイントになるだろう。帝京は対抗戦で許したトライは計6で唯一の1桁、総失点も47でこちらも唯一の二桁と防御力も高いだけに、この堅い守りを天理の攻撃が打ち破れるか。帝京が勝てば3大会連続、天理なら初優勝した第57回大会以来3大会ぶり4度目の決勝進出となる。決勝は1月13日に国立競技場で行われる。
 

暮らしとモノ班 for promotion
【Amazonブラックフライデー】先行セール開催中(28日23:59まで)。目玉商品50選、お得なキャンペーンも!