まもなく暮れる2023年を、AERA dot.で読まれた記事で振り返ります。9月は、ジャニーズ事務所が故ジャニー喜多川氏による性加害を事実と認め、藤島ジュリー景子社長の辞任を発表。バスケ男子の日本代表は、パリ五輪への出場を決めました。また、全国各地で記録的な猛暑に見舞われました。AERA dot.では、これまであまり語られることがなかったジュリー氏についての記事「会見で見せたジュリー氏の『涙』は本物だったのか 知人たちが語る『女帝の娘』の素顔」が読まれました(肩書や年齢等は配信時のまま)。
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故ジャニー喜多川氏の性加害問題を調査してきた「再発防止特別チーム」は、同族経営が「ジャニーズ事務所におけるガバナンス不全の最大の原因の一つ」と指摘した。だが、7日に行われたジャニーズ事務所の会見では、前社長の藤島ジュリー景子氏(57)は代表取締役として留任することが発表された。ジュリー氏はジャニー氏のめいにあたり、完全な「同族」だ。さらにジャニーズ事務所の株を100%保有し、数百億円とも言われる莫大(ばくだい)な資産も継承したとされる。これまであまり表舞台に立つことはなかったジュリー氏とはどんな人物なのか。彼女と接点のあった関係者に“素顔”を聞いた。
「当初、ジュリーさんは会見に出ないかもしれないと言われていたように、実際、会見に出席するかは悩んでいたようです。しかし、大学生の娘さんに『お母さん、会見に出て、謝った方がいいんじゃないの』と言われたこともあり、表に出ることを決めたようです」
ジュリー氏の知人はこう話す。
ジュリー氏の母親はジャニー氏の姉のメリー喜多川氏。事務所の経営面を一手に担い、絶大な権力を持っていたことから「女帝」とも呼ばれた。ジュリー氏にとってジャニー氏はおじにあたることから、会見でも「おじの起こした事件ですので、めいとして責任を取りたい」と語っていた。