「マッチさんが『知っていることは言うべき』と発言しましたが、それがすべてだと思いますよ。東山氏もジュリー氏も知らなかったわけがないじゃないですか」

 と、同会メンバーのイズミ氏(仮名)は語る。

 そして、同会メンバーの大島幸広さんはこう続ける。

「ジュリーさんは僕がいた時はすでに取締役でしたので、事務所でもほとんど見かけませんでした。そういう立場の人なので、本当は今回の会見にも出たくなかったでしょうし、会見では涙も流していましたが、それくらいつらかったんだと思いますよ。それをやり遂げたというのは評価できます。とはいえ、まだ始まったばかり。口で言うだけでなく、今後は具体的な行動で示してほしいと思います」

 ジュリー氏が取締役に残留しながら、同族経営の“膿”を出し切ることができるのか。日本中が注目している。

(AERA dot.編集部・上田耕司)

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?