オリックスからポスティング・システムでメジャー挑戦を目指していた山本由伸が、ドジャースと12年総額3億2500万ドルで契約合意したことが米国のメディアで報じられた。投手でメジャー史上最高額の契約となり、日本円に換算すると約463億円に。オリックスへの譲渡金は約72億円だという。
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日本球界№1右腕の争奪戦に、ヤンキース、メッツ、ジャイアンツ、ドジャース、レッドソックス、ブルージェイズなど多くの球団が参戦。各球団が面談で獲得への熱意を伝えるなか、ドジャースは今オフにFAでエンゼルスから移籍が決まったばかりの大谷翔平を同席させ、ラブコールを送ったことが報じられた。
米国で取材する通信員は、山本とドジャースが契約合意に至るまでの経緯をこう振り返る。
距離がグッと縮まった
「いろいろな情報が流れてきました。山本は温暖な気候に本拠地を置くチームでプレーすることを望んでいるとか、日本人選手がいる球団を希望しているとか…。どの情報が正しいか判断するのが難しい。本人の口からドジャース入団の決め手を聞けるのが楽しみですが、大谷の存在が影響を及ぼしたことは間違いないでしょう。メジャーで6年間プレーして、様々なことを経験している。今年3月のWBCで侍ジャパンのメンバーとして共闘し、距離がグッと縮まったように感じました。大谷と話し込む姿が見られましたし、貴重なアドバイスに耳を傾けていたのでしょう」