特に村松は今年一軍でも57安打を放っており、来季は一気にレギュラー獲得の期待も大きい。ドラフトでは上位で内野手を2人獲得しており、チーム内の競争はさらに厳しくなるが、持ち味のミート力の高さとスピードでキャンプからアピールしてもらいたい。

 2016年に行われたアジア・ウインターリーグでは吉田正尚(当時オリックス)が打率.556、6本塁打と圧巻の成績を残しており、そこから一気にリーグを代表する選手へと成長している。今年参加した選手の中からも、これをきっかけに一気にスターダムへと駆け上がる選手が出てくることを期待したい。(文・西尾典文)

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。
 

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