「パッケージ」で選ぶ

土山 レトロなラベルが目を引く鹿児島の芋焼酎「マルニシベニハルカ」から紹介します。
村田 わっ、レトロかわいい! 今っぽいですね。
土山 九州の甘口しょうゆのラベルをイメージしてデザインされているのですが、本当にしょうゆと間違えて購入しそうになった方もいるとか?
村田 えーっ、それは面白すぎます(笑)。
土山 飲み方は炭酸割りがおすすめ。熟成して糖度が上がったサツマイモを使用しているので、柑橘のような香りが楽しめますよ。
村田 ほんとだ! フルーティーな甘さでスッと飲めちゃう。でも、甘みの後にしっかり旨味も感じられます。渋めなパッケージと味わいのギャップがいいですね。

まるで白ワインのようなパッケージの麦焼酎「CHILL GREEN」(濱田酒造)。山椒(さんしょう)やレモングラスのような香りが特徴だ

土山 続いてはこちら、鹿児島の麦焼酎「CHILLGREEN」。何と言っても、家に飾っておけるほどおしゃれなデザインがポイントです。
村田 まるで白ワインみたいなパッケージですね。もはや焼酎には見えない!
土山 台湾のスパイス、マーガオを加えて発酵させたユニークな麦焼酎です。ラベルの絵もマーガオの木をモチーフにしているそうです。これも炭酸割りで飲んでみてください。
村田 スパイスの香りがとにかく個性的ですね。カレーが好きなのでスパイスにも興味があるのですが、マーガオは知らなかったです。
土山 カレーはもちろん、中華料理やエスニック料理にもよく合いますよ!
村田 これを飲んだら焼酎の概念が180度変わりますね。それほど衝撃の美味しさです。

「味わい」で選ぶ

土山 最後に味わいを楽しめる2本を試飲していただきます。まず鹿児島の芋焼酎「伊佐小町」を温めた状態でどうぞ。
村田 日本酒も熱燗が好きなのでうれしいです! おちょこに注いだ瞬間から上品で甘い香りがふんわりと漂ってきますね。
土山 やや濃いめの焼酎なので、温めることで甘さと香りをしっかり感じられるんですよ。
村田 日本酒の熱燗とは方向性が全然違いますね。旨味を先に感じるのではなく、まず甘さや香りを感じられるのが焼酎らしさというか……。違いを感じながら飲むのも面白いですね!
 

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奄美諸島でしか作られない