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最難関といわれる大学医学部受験。長年多くの受験生を指導してきた医学部受験のプロによると、医学部に受かる子、受からない子にはそれぞれ傾向があるといいます。好評発売中の週刊朝日ムック『医学部に入る2024』では、その違いを13の項目にわけて紹介しています。全3回のうち、ここでは第1回として【1】学習計画【2】勉強への向き合い方【3】問題集・参考書の選び方【4】勉強の仕方【5】科目勉強の配分を紹介します。

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【1】学習計画

○受かる子:合格に必要なレベルから逆算して計画を立て、やり遂げる

×受からない子:自分を知らずに無謀な計画を立て、途中で何度も見直しする

週刊朝日ムック『医学部に入る2024』より

「医学部受験を登山に例えると、知識・技術不足や軽装備で何となく挑んだら挫折したり、道に迷ったりします。受かる子は、合格までの道のりに何が必要で、今の自分に足りないスキルは何なのかを明確にし、それをどう身につけるか、合格から逆算し、綿密な準備と計画を立て、それを確実に遂行する強い意志をもっています」(村田さん)

「目標に対して自分に何が足りないのかを分析でき、不屈の精神で向かえる子が受かりやすいのは確かです。もうひとつ重要なのは、学習全体の流れです。7月までに基礎を固めて、応用、過去問演習へと続くのがセオリーです。長期だけでなく、1日、1週間の目標も立て、着実にこなしましょう。計画通り進まなかったからと、何度も計画を見直すような子はやはり受かりにくいですね」(長原さん)

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受かる子の勉強への向き合い方は?