また新外国人として獲得したマチャドは2021年からメジャーで2年連続40試合以上に登板した実績を持つ力のある投手で、リリーフ陣も補強している。昨年オフも吉田正尚(現・レッドソックス)が抜けながらも、リーグ3連覇を達成しており、そういう意味でも編成がしっかり機能していると言えそうだ。

 冒頭でも触れたが、まだ去就が決まらない選手もおり、メジャーでFAとなっている選手の動向がはっきりすると新外国人選手獲得の動きもさらに活発化することが予想される。キャンプ、開幕までにまだ時間はあるだけに、ここからさらに積極的な補強を見せる球団が出てくることを期待したい。(文・西尾典文)

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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