「マネジメントというと、管理することや達成することと捉える向きがありますが、必ずしもそうではない。むしろ平坦で分かりやすい言葉で、私はこんなチームにしたい、こんな気持ちで働いてほしいというのを掲げて共有することが大切です」
個に寄り添ったコミュニケーションはハードルが高いと感じる人もいるだろう。だが、寄り添うことは、相手に合わせるばかりではなく、両者の状態を良くしていくことにもつながる。
「寄り添うことで、相手が次第に悩みを話してくれるようになり、状況を理解しやすくなる。管理職になると、相手を知ることによって、自分の荷物をおろせる部分が出てきます。結果的に自分も仕事がしやすくなるため、ぜひ取り入れてみてください」（竹内さん）
（フリーランス記者・松岡かすみ）
※AERA 2023年12月11日号より抜粋
松岡かすみ
松岡かすみ（まつおか・かすみ） 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。
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