Z世代との世代間ギャップやコミュニケーションに悩む管理職世代は少なくない。その差を縮めるために、マネジメントの方法を変えてみてはいかがだろう。求められるのは、寄り添い型のコミュニケーションだ。AERA 2023年12月11日号より。
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関係性を作る上では、部下が安心して話せるフラットな場づくりも大切だ。有効なのは、1対1で話す場を定期的に設けること。上司から「困った時には気軽に相談してね」といったやり取りはよく聞かれるものの、実際にはそれだけでは部下はなかなか声をかけづらい。そのため、週に1回など、定期的に話を聞く場を設けるようにする。
ただし同時に、「相談したくなる」存在でいることが肝心だ。そのための心構えが、「聞く側」に回ること。あれこれと話したくなる気持ちをぐっと抑え、とにかく話を聞くことに徹する。
組織づくりの企業研修や講演などを行う竹内義晴さん(52)は、弱みを含めてざっくばらんに本音を言え、個性が最大限に生かされる環境づくりを意識しているという。