現在、NHK朝ドラ「ブギウギ」で、主人公・鈴子の終生のライバル役で、故淡谷のり子さんをモデルにした「りつ子」を演じているのが女優の菊地凛子(42)だ。11月1日放送回では、写真と歌声だけの登場にもかかわらず、完コピぶりや醸し出す貫禄にネット上は騒然となった。昨年は「鎌倉殿の13人」でNHK大河ドラマ初出演を果たし、来春にはバカリズムとタッグを組んだドラマへの主演が発表されるなど、テレビでの活躍が続く。「国際的に活躍する映画女優」「個性強めのエキセントリックなキャラクター」というパブリックイメージの強い菊地だが、ここ数年は方向性が少々変わってきているようだ。
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「菊地さんは2006年にブラッド・ピット主演のハリウッド映画『バベル』でハリウッド・デビューしました。この作品で演じたろうあの女子高生は高く評価され、49年ぶりに日本人女優として米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。当時はまだ無名でしたが、わずか25歳でハリウッドから逆輸入される形でブレークを果たしたのです」
当時について菊地は「英語は苦手だけど、人が好き。知らない人に出会って、懐に飛び込むジャンプ力はあるかも」(「スポーツ報知」7月22日配信)と語っている。一方、「(海外は日本と違い)現場で言葉が飛び交っていても、私だけひとり自分の部屋の中にいるような感覚になれるんです。(中略)海外のほうが、脇目も振らずに役に没頭できて、いいパフォーマンスにつなげられる」(「文春オンライン」7月29日配信)とも。ハンディすら武器に変えて世界の舞台で闘ってきた。