鈴木涼美さんと鴻上尚史さん(撮影/写真映像部・上田泰世)
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 夜の世界や男女のアレコレをテーマに筆をふるう作家の鈴木涼美さんが、AERA dot.で30~40代女性向けのお悩み相談をはじめます。そこで、AERA dot.の人気連載「鴻上尚史のほがらか人生相談」を担当している、演出家の鴻上尚史さんとの特別対談が実現! 誰かの悩みへの向き合い方をはじめ、お二人自身の悩みや、ほろ苦い恋の思い出まで飛び出した、赤裸々トークをお楽しみください。

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――鈴木さんから、“お悩み相談の大御所”である鴻上さんに聞きたいことはありますか?

鈴木:私は、若い女の子の恋愛相談に答えてきた経験はあるんですけど、鴻上さんって老若男女のお悩みを聞かれているイメージがあって。いろいろな人に相談されるキャラクターっていつからできたんですか?

鴻上:演出家をやってると、幅広い世代の役者さんの相談に乗らなきゃいけないんですよ。それこそ、「妻が倒れたんだけど」っていう話から、「お金がなくて彼女にもフラれてどうしたいいかわからない」っていう話まで。中年の女性に、「最近体調が悪い。更年期かもしれない」なんて言われたときは、しょうがないから本屋さんに行って調べて、「体を温めたほうがいいんじゃないですか?」ってアドバイスしてみたり(笑)。

鈴木:ちゃんと勉強されるんですね……。

鴻上:結局、とにかく芝居を成功させることしか頭になかったので。明日もきちんと稽古に来てもらうために、みんなが心の中に抱えているものを軽くしなくちゃいけない。悩みのジャンルを選んでいる場合じゃなかったっていうことですね。「鴻上尚史のほがらか人生相談」は、気がついたらもう5年目です。最初は1年の約束だったのに、最近はなぜかオートマチックな延長制度になっていて、毎月毎月、編集者さんから質問が送られてくる。あれ、これはいつまで続くんだ?って(笑)。鈴木さんは、なんでお悩み相談を始めようと思ったんですか?

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大谷百合絵

大谷百合絵

1995年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。朝日新聞水戸総局で記者のキャリアをスタートした後、「週刊朝日」や「AERA dot.」編集部へ。“雑食系”記者として、身のまわりの「なぜ?」を追いかける。AERA dot.ポッドキャストのMC担当。

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