鈴木涼美さん(撮影/写真映像部・上田泰世)

鈴木:独特な人間観ですね(笑)

鴻上:いやいやKJも独特だと思いますよ(笑)。俺の失敗談としては、大学から7年付き合った彼女のことかな。6年目くらいのバレンタインデーで大きなハートのチョコをもらって、ふたを開けたら、「わがまましてもいいのよ」って書いてあって。俺は小さいころから両親とも共働きで家にいなかったから、自分の悲しみや怒りを自分で処理できちゃう。でも相手としては、間違いなく寂しいよね。案の定、最後は別の男にぴゅっとかっさらわれて終わりました。彼女にはかわいそうなことをしたなーと思います。

※【後編】<「編集者に尻を叩かれないと書けない」と悩む作家・鈴木涼美に、鴻上尚史がおくった“ほがらか”すぎるアドバイスとは>に続く

(聞き手・構成/AERA dot.編集部・大谷百合絵)

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大谷百合絵

大谷百合絵

1995年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。朝日新聞水戸総局で記者のキャリアをスタートした後、「週刊朝日」や「AERA dot.」編集部へ。“雑食系”記者として、身のまわりの「なぜ?」を追いかける。AERA dot.ポッドキャストのMC担当。

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