前出の消防組合の担当者もこう指摘する。

「運よく早めに異変に気づいてもらえたから、溺れなかったり重症化せずに済んだという見方もできます」

 筆者も含め、サウナ好きにとっては耳をふさぎたくなる話だが、実際に救急搬送され入院する人や、悲劇が起きていることも肝に銘じておきたい。

(AERA dot.編集部・國府田英之)

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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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