(撮影:小黒冴夏/衣装提供:AnotherADdress)

――これからどう、人生を創っていきたいですか。

 今、幸せですけれど、まだ全然満足してない。ハングリーなんですよ。

 その原動力は何かって考えたときに、「今に見とけよ」なんです。やっぱりセクシャリティーの部分で好奇の目で見られたり嘲笑されたりしてきたことも含め、私の人生を突き動かしてきたものは、ひどいことを言った人たちに「すごいねえ!」と言わしたる、という反骨心ですね。

 あらゆるマイノリティーが生きやすいポジティブな社会変化が進むことを求めますが、私は社会活動家ではありません。映画プロデューサーとして映画をつくったり、今回の本のようにストーリーを書いたり、エンターテインメントを通してメッセージを発信していきたいです。自由に生きていいじゃないか、と。

(撮影:小黒冴夏/衣装提供:AnotherADdress)

(文・AERA dot.編集部・市川綾子)

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