――これからどう、人生を創っていきたいですか。
今、幸せですけれど、まだ全然満足してない。ハングリーなんですよ。
その原動力は何かって考えたときに、「今に見とけよ」なんです。やっぱりセクシャリティーの部分で好奇の目で見られたり嘲笑されたりしてきたことも含め、私の人生を突き動かしてきたものは、ひどいことを言った人たちに「すごいねえ!」と言わしたる、という反骨心ですね。
あらゆるマイノリティーが生きやすいポジティブな社会変化が進むことを求めますが、私は社会活動家ではありません。映画プロデューサーとして映画をつくったり、今回の本のようにストーリーを書いたり、エンターテインメントを通してメッセージを発信していきたいです。自由に生きていいじゃないか、と。
(文・AERA dot.編集部・市川綾子)