●バース・掛布・岡田の「ニューダイナマイト打線」(1985年)
この年は21年ぶり3回目のセ・リーグ優勝を果たした。1番・真弓明信、3番・ランディ・バース、4番・掛布雅之、5番・岡田彰布らによる強力打線が打ちまくり、「ニューダイナマイト打線」と呼ばれた。219本塁打を放ち、本塁打セ・リーグ記録(当時)を更新している。4月17日の巨人戦で、槙原寛己からバース、掛布、岡田がバックスクリーンに3連打を放ったことは今でも伝説のように語られている。
投手陣は「手薄」と言われていたが、先発のリッチ・ゲイルが13勝、ストッパーとして中西清起が11勝19セーブの好成績をあげた。中西は胴上げ投手になっている。
この年の優勝後は、狂喜乱舞したファンが、カーネル・サンダースの像を道頓堀川に投げ入れている。その後、阪神は長期にわたり成績が低迷したため、「カーネル・サンダースの呪い」という都市伝説が生まれた。