2005年以来18年ぶりの優勝が目前の阪神

 阪神が18年ぶりの優勝へ向けて順調な戦いを続ける中、周囲も騒がしくなってきた。歓喜の瞬間が訪れるたびに何かしら“騒動”が起きてきただけに、今回も戦々恐々としている人たちは多い。

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 阪神優勝がいよいよ目前に迫ってきた。9月10日終了時点でマジックは「5」。本拠地・甲子園を中心とした関西地方はもとより全国、そして世界中の虎党が「その瞬間」を待ちわびている。

「優勝マジックが1度は消滅して2位・広島に5ゲーム差まで迫られた時もあったが、焦りは全くなかった。岡田彰布監督は口にしないが、優勝はもちろん日本一まで視野に入れているはず。反省材料の確認を徹底しチームを引き締め直すことができた」(阪神関係者)

 9月1日にマジック18が再点灯後は順調に数字を減らし続け、「アレ(優勝)」達成は時間の問題となった。18年ぶりのリーグ優勝となれば大フィーバーが巻き起こるのは間違いない。甲子園周辺はもちろん大阪の繁華街での大騒動も想定される。

「大阪府警を中心に綿密な警備体制が準備されている。1000人を超える規模の人海戦術でトラブルを未然に防ぐ計画という。恒例の道頓堀川ダイブは絶対に許さないよう、優勝前から川際には人を近付けないようにするはず。コロナ禍で溜まっていたストレス発散をする人が多数出ることが予想されるので心配です」(道頓堀川近くの飲食店経営者)

 過去の優勝時には信じられないような騒動が幾度となく起こった。日本一となった1985年には主力選手ランディ・バースに似ているという理由から、ケンタッキーフライドチキン社のカーネル・サンダース人形が道頓堀へ投げ込まれた。2003年のリーグ優勝時には戎橋から1000人以上が道頓堀へダイブ。その他にもケンカや器物破損など、度を越した行動が巻き起こった。

「川へ飛び込んだり暴れるのは、若者を中心とした優勝に便乗した人がほとんど。サッカーW杯やハロウィンにおける東京・渋谷のスクランブル交差点と同じ。阪神を心から愛するファンは、そういった人たちと一括りにされるのに迷惑している。自警団を作って優勝当日の警備をしようという声もあるほど」(阪神担当記者)

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“お膝元”は意外と冷静?