9月10日、大相撲秋場所が初日を迎える。なんと言っても一番の注目力士は、元横綱朝青龍のおいであり、先場所で初優勝を飾った新大関・豊昇龍だろう。8月28日に秋場所の番付が発表され、豊昇龍は西の2番目に座った。偉大な叔父の背中を追いかけ、ついに最高位に王手をかけた豊昇龍。朝青龍から継承された相撲道と、これから朝青龍を超えていくための“カギ”を探った。
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新大関誕生 おめでとう さー豊昇龍よこれから本番‼️ おじは全ての始まりでした。しきたりわからないルール中白黒の相撲人生でした。貴方は違います。なぜなら貴方朝青龍という本読んだ男です。間違いが無いまんま上目指して行くんだじゃ無いか。おじとして信じています。日本に愛し、皆んなに愛と蹲踞される立派な人間なって下さい。
おじより豊昇龍関へ
※Asashoryu第68代横綱朝青龍のX(旧Twitter)の2023年7月26日の投稿から。原文ママ
これは、大相撲名古屋場所で初優勝した豊昇龍の大関昇進が正式に決まった際の、叔父である元横綱朝青龍ことドルゴルスレン・ダグワドルジ氏の投稿だ。自分と同じくモンゴルから日本に渡り、大関の座をつかんだおいへの思いがひしひしと伝わってくる。時折誤字も交じったたたどたどしい日本語が、ほほえましく、温かく心に響く。