無償トレードで想起するケースが、日本ハムから21年のシーズン途中に移籍した巨人・中田翔だ。日本ハムに在籍していた同年8月4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)の試合前、ベンチ裏で後輩の選手と会話した際、腹を立てて突発的に手を出したことが判明。日本ハムは中田翔に対して、統一選手契約書第17条(模範行為)違反で1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を科したことを11日に発表した。
球界に衝撃が走る中、さらに驚きのニュースが飛び込んできたのが9日後の20日。日本ハムから巨人に無償トレードで移籍したことが発表した。巨人の球団事務所で入団会見に臨んだ中田は金髪だった髪を黒く染め、ひげも剃って騒動を謝罪した。この移籍は大きな波紋を呼んだが、中田は勝負強い打撃でチームに貢献し、昨オフに新たに3年契約を結んだ。
刑事事件となった山川と中田は比較できないかもしれない。ただ、NPBでプレーを続ける道を模索するならトレードの選択肢がゼロとは言えない。「4番・一塁」で山川を最も必要としている球団は西武だが、どのような決断を下すだろうか。
(今川秀悟)