【4】優秀な外国人ストッパー
来日当初は牽制やクイックモーションもままならなかったライデル・マルティネスが、18年0、19年8、20年21、21年23、22年39(タイトル獲得)と数字を伸ばし、史上35人目の通算100セーブを今季達成した。
中日は過去、星野仙一、鈴木孝政、牛島和彦、与田剛、岩瀬がストッパーでタイトルを獲得している。終盤三振で打ち取りたい場面は多く、マルティネスのような160キロ近い快速球を投げられる外国人投手がストッパーを任せられるのだ。特に中日は郭源治(通算116セーブ=88年優勝=MVP)、宣銅烈(通算98セーブ=99年優勝)、エディ・ギャラード(通算112セーブ。00年と02年にタイトル)らで成功している歴史がある。
マルティネスはすでに郭の116セーブを破った。昨年45ホールドポイントで「最優秀中継ぎ投手」に輝いたジャリエル・ロドリゲスは今シーズン前に亡命し、「勝利の方程式」が崩れてしまった。マルティネスにはこのまま中日で活躍してもらいたいものだ。
(新條雅紀)