実際に寝るとこのような感じになる。中にいるのは記者

 広葉樹合板社が推奨している仮眠時間は15~20分程度。ジラフナップで仮眠を取ることによって、軽い寝息をたてる程度の眠りである「睡眠段階2」の状態を30分以上維持することが可能で、眠りが深くなりすぎないため、すっきりと起きられるという。

 ところで、複数人が共用で使うので、衛生面は気になるところだが、顔が触れるアームパッドには不織布を敷く。また、シートには水性や油性の汚れが染み込みにくい布地を使用している。さらに、高度な空気清浄技術を取り入れ、室内環境を清潔に整えているという。

 同社代表取締役の山口裕也氏は言う。

「仕事中に寝るというのは、今の時代でも、まだはばかられると思います。しかし、ジラフナップをきっかけに、疲れや眠気がきたときはしっかり仮眠を取って、脳をリフレッシュさせ、仕事のパフォーマンスを上げていくのが当たり前の世の中になってほしいですね」

 これからは「立ち寝」が当たり前になる時代になるのだろうか。いや、なってくれたら、本当にありがたい。

(AERA dot. 編集部・唐澤俊介) 

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