仙台育英戦で打席に入った清原勝児選手/撮影=加藤夏子
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「清原って名前だけで球場全体がワァーッて……」。元プロ野球選手の清原和博さんと、次男・勝児選手の親子での優勝を興奮気味に振り返るのは、甲子園慶応の全試合を生観戦したという高校野球大好き芸人のいけだてつやさん。勝児選手は今大会はすべて代打で無安打に終わったが、いけださんが肌で感じたのは、登場するだけで甲子園の雰囲気を一変させ、何かを持っていると感じさせる異色の存在感だ。

【写真】高校野球大好き芸人いけだてつやさん

 代打でコールされるだけで、これほど甲子園が沸いた球児が過去にいただろうか。

 23日の仙台育英との決勝戦。6点をリードした九回表、慶応の攻撃。先頭打者に「代打・清原」がコールされると、待ってましたとばかりに球場全体がどよめいた。清原は手堅く四球を選ぶと、次打者が死球でチャンス拡大。

「先頭バッターが清原君だった効果があるかもわからないですね」とNHKの解説者が思わず口にしたのは、何かを期待させる選手だという証左かもしれない。

 神奈川大会で数試合、甲子園では全試合を観戦したいけださんも興奮気味にその光景を振り返る。

高校野球大好き芸人のいけだてつやさん

「背番号15がベンチから出てきてネクストバッターズサークルに入ると、球場全体がざわつき始めるんです。そして『〇〇君に代わりまして、清原君』と代打がコールされると、もう轟音(ごうおん)が鳴り響くかのような大歓声でした」

 慶応の圧倒的な大声援で揺れた甲子園。その中でも、勝児選手の登場シーンの盛り上がりは別格だったという。

九回表の打席の清原勝児選手/撮影=加藤夏子
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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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1983年の夏から始まった「清原伝説」