鈴木おさむさんも精液検査。お会計は検査代3千円+精子凍結は7万円ほど

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 そんなことを考えるようになった最近、30代後半の仕事仲間A君とお酒を飲んでいるときに、僕に言ってきました。「おさむさんがインスタで精子チェックしたことを見て、僕らもかなり影響受けていまして」と。

 付き合って長い彼女がいて、結婚を前提に付き合っていると。ただ、彼女と、婚約の前に精子検査に行こう、という話になって、今度検査に行くんですと言っていたんです。それを僕にカジュアルに話してくれること自体にちょっと感動。

 で、その話を聞いてから1か月後に、A君と会いまして。本当に検査に行ってきたらしく、結果、精子はとても良かったと。だからそれを受けて、プロポーズをして、受けてもらい、婚約したと言っていたのです。もちろん、彼女さんも検査をしたらしいです。

 この話を聞き、婚約前に精子のチェックをするということを、人によっては色んな考えがあるとは思いますが、僕はとてもいいことだと思うんです。

結果を受け止め考える

 もし精子に問題があったら、婚約しないということではなく、そこも含めて受け止めて、どうするかを考えていく。それをこの時点で考えていくことって、より、二人の絆は太くなっていくと思うんです。

 あとで気づくよりも、先に気づける方がいい。

 僕は色んな所で言っていますが、子供を授かっても不幸にしてしまう親もいる。子供を授からなくても幸せな夫婦は沢山いる。

 夫婦や家族にはいろいろな形があるのです。だからこそ、結婚を約束する前に、自分たちの体のことをより知っておく。もっと世の中に広がるといいなと思いました。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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