放送作家の鈴木おさむさん

 再びの妊活をしていることをインスタにアップしてから、インスタのDMには妊活にちなんだ沢山のメッセージが届くようになった。サプリなどのお知らせや、病院からとか、一般の人からとか。

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 あと、よく行くお店の人からも「インスタ見たよ」とか言われたり。男性の妊活について、気軽に声をかけてもらえるよになったことがいいなと思います。そんな感じでもっとフランクに、男性も妊活について人と気軽に話せたり情報交換ができたりするといいなと思うからこそ。

 ただ、その時に「がんばってね」と言われることもあるのですが、なんだか、「がんばってね」と言われると照れてしまうんですよね。向こうも良かれと思って言ってくれてはいるんですが。

「授かる」という言葉はどうかな

 たしかに、いい精子をつくるために、ダイエットも効いてくると思うし、体調を整えなきゃいけない。頑張らなきゃいけないこともあるのですが、ただ、体外受精ではあるので、頑張ってと言われると、なんか照れる。もちろん「ありがとうございます」とは言いますが、「頑張ります」とはなんか返しにくく。

 でも、フランクに声をかけてくれる状況は、本当に世の中、変わってきたなと思うので、自分なりに、声をかけるならどんな言葉がいいのか?考えてみる。

 もし自分だったらと考える。その結果、自分だったら「妊活のことインスタで見たよ。授かることを願ってます」と言うかもなと。ただ人によっては「授かる」という言葉を直接的に言われるのも嫌な人もいるとは思います。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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