放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん

 鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、男性の妊活について。

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 先日、久しぶりの精液検査に行ってきました。なぜ、行ったかと言うと私、51歳ですが、妻と話して妊活を始めています。頑張りたいなと。

 妊活は女性だけの問題になりがちですが、男性とともにするのが妊活だと強く思います。

 自分は関係ない。自分のせいじゃないと思いがちな男性も多いんです。

 現に僕の知人で20代の男性が、結婚してからなかなか子供が出来ないと言っていたので「精子の検査した?」と聞いたところ「してないです」と。彼が病院で検査したら、自分の精子の数がかなり少ないことがわかり、20代ですが、妊活を始めて顕微授精をして子供を授かることが出来ました。

 彼は、僕に言われた時に「まさか自分が」と思ったらしいですが、早く気づけて良かったと感謝されました。

 妊活に関しては、男性がいかに前向きに勉強するかが大事だと思ってます。

 僕は笑福を授かる前に、初めて精液検査にいき、自分の精子に問題があることがわかりました。量が少なく、運動率が悪いと。

 笑福の時には、運よく人工授精で授かることが出来ました。

 が、今回は人工授精では難しいようです。

 今回の精液検査では、やはり量の少なさと運動率の低さを指摘されまして。そして、真っすぐ精子、直進性別精子数ってやつが、0.9以上0%と出ていて。

 0.8以上、0.7以上がともに0%。0.6になると1.7%で、0.5以上は4.3と出ました。

 僕はこの春からダイエットを始めました。高血圧が理由ですが、理由の一つに妊活がありました。105キロ近くあった体重を減らして、食生活も大きく変える。そうすることにより、精子もよくなるんじゃないかと。

 3か月で体重は10キロ以上減りまして、体調もかなり良い。人間ドックの結果も、様々な数値がかなり良く。ダイエットの効果を確認できました。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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