健康診断や人間ドックで「メタボ」と診断され、ダイエットをするようにと指導を受ける人も多いのでは。ダイエットというと、まず頭に浮かぶのは、カロリー制限や食事制限ではないでしょうか。しかし、ただカロリーや食事を抑えるだけだと、一時的に体重が減ったとしても、その後リバウンドしてしまったり、体調を崩してしまったりと結果的にダイエットに失敗するケースが多いのも事実です。今回のテーマは「メタボ脱却ダイエット術」。メタボになりやすい10の食習慣と、脱メタボのためのダイエット術のポイントを5つ、お伝えしていきます。(管理栄養士 岡田明子)
食事制限やカロリー計算はもう古い?メタボな人にありがち、食習慣の特徴10
単純にカロリー制限や食事制限をすると、脂肪を分解して燃焼させるための栄養までも不足してしまうため、結果的にダイエット失敗に陥りがちです。「若い頃は体重が増えても、食事を制限して運動をすればやせられたのに、歳を取ってやせにくくなった」と感じている方も多いのでは。年齢とともに基礎代謝が低下するため、食事制限や運動を頑張ってもなかなかやせられないというのは、年齢も関係しているのです。
歳を取ると太りやすくなり、やせにくくなる。しかしこれを放っておけば、メタボ(メタボリックシンドローム)という生活習慣病の前段階の状態になり、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病にもなりかねません。
上記の特徴が1つでも当てはまる方は、今の食習慣を見直す必要があります。とはいえ、今までの食習慣を一気に変えるのは難しいでしょう。しかし、ポイントを抑えて実践していけば、太らない食習慣にシフトしていくことができます。