浦和学院で中軸を打つ2年生・三井雄心は埼玉大会決勝で適時打を放った

 地方大会のデータからは両チームの特長が似通っているようにも見えるが、明らかに異なるのが犠打の数だ。仙台育英の7に対し、浦和学院は20。足を絡めてつなぐ打撃で先制する「超速攻」を標榜するという浦和学院が、台本通りに先制できるか。

 守備の間隙を突く走塁は仙台育英も得意なだけに、互いに一時も隙を見せられない緊迫の戦いが繰り広げられそうだ。

 ともに攻守のバランスがよく、総合力の高いチーム。継投による投手戦のなか、1点への執着がぶつかり合う白熱した試合を期待したい。

(AERA編集部・秦正理)

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