とはいえ、トレードの期限が迫りつつある中でも大谷のトレード話が過熱しており、エンゼルスは今後に向け“買い手”となるのか“売り手”となるのか微妙な情勢ではある。しかし一方で大谷は「チームとして、どういう判断をするのかは僕には正直わからないし、それは僕の仕事の外のところ」と述べつつ、「このチームでプレーオフに行きたい、そこで勝ちたいという気持ちは変わらない」と先日語っている。

 そういう意味でも、大谷をトレードで出さないという判断をするなら、補強を含め今季は何としてでも勝てるような動きをエンゼルスには見せて欲しい。25日からはア・リーグ中地区で3位ながら大きく負け越しているタイガースとの対戦を控える。ここでの3試合が今後のチームがどう動くか決めそうな予感もある。大谷が望むような“ヒリヒリするような9月”を過ごせるような戦いぶりを期待したい。