浅野拓磨選手の大ファン!という男の子にサイン本を手渡す。浅野の優しさが伝わってくる(写真・上田泰世/朝日新聞出版写真映像部)
浅野拓磨選手の大ファン!という男の子にサイン本を手渡す。浅野の優しさが伝わってくる(写真・上田泰世/朝日新聞出版写真映像部)

■ワントップでプレーしたときに何が大事か

 今回の日本代表の活動は終わったが、次の代表メンバーに入って試合に出て、チームの勝利に貢献するのが目標だ。ポジションが重なる三笘薫(ブライトン)や久保建英(レアル・ソシエダード)の活躍についても、「二列目の選手と自分とを比較することはありません。いきなり二列目で使ってもらうこともあるので森保一監督から“どっちでもいける”と思ってもらえている証拠だと思います。感覚的にはワントップでプレーした時に何が大事かを考えています」。

 攻撃の部分もそうだが、守備の部分で相手に負けない自信がこの1年でもすごくついた。相手が強ければ強いほど、自分の強みが生きてくる。

 森保監督に、この本を読んでもらいたいですかと問われると苦笑しながらも「別に思わないですが、読んでもらえたら嬉しいですね(笑い)。この本は誰に対して書いたというものではなく、自分が自分のために自分自身を描きたいなと思って出させていただきました。あの時の俺がどうしてワールドカップに行けたのか、という疑問を多くの方が思っているかもしれません。その答え合わせが、この本には書いてあります。世の中の人の誰にでも当てはまるような、夢に向かうために必要なことであったり考え方であったりが描かれていますので、ぜひ読んでもらってそれを確かめてもらえたら嬉しいです」。

(取材・文:長谷川拓美/朝日新聞出版)

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