俳優の広末涼子(42)との不倫騒動の渦中にいる、フレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)が相次ぐ「契約解除」で窮地に立たされている。埼玉県戸田市出身の鳥羽氏は、これまで食を通じて市の魅力を発信する「PR大使」と地元を盛り上げてきた。だが、一連の不倫報道を受け、同市や契約企業が次々と「解除」に動いた。鳥羽氏が監修したメニューを提供していた同市内の居酒屋からも苦々しい声が上がっている。
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戸田市内の某駅に、鳥羽氏がメニューの一部を監修した居酒屋がある。店に着くと、女性店員が中から出てきて「どうぞ」と迎え入れてくれた。店内でメニューをながめてみると、鳥羽氏の名前はどこにも見当たらない……。不倫騒動があったことで、取り下げてしまったのだろか。
厨房(ちゅうぼう)にいた店主に話を聞いてみた。
「鳥羽さんと共同開発したメニューは、チャーハンやギョーザなど3つほどありました。でも実は、数カ月前にやめているです。というのも、正直、鳥羽シェフの旬はちょっと過ぎたかと思って……。人気が落ちる前に辞めようと決断した後で、広末さんとの不倫騒動が起きたのでびっくりしました」
ミシュラン一つ星のオーナーシェフである鳥羽氏が監修であれば、そのネームバリューだけで箔(はく)がつきそうなものだが、実際はそうでもなかったという。
「鳥羽さんにはコアなファンがいるので、そういう人たちは鳥羽さんの店やメニューを監修をした店を回って、ウチの店にも来てくれる。だから当初はウチにも鳥羽ファンのお客さんがやって来ましたが、結局、それだけでは商売はできない。戸田市の飲食店は、やっぱり地元密着型でないとやっていけない。鳥羽さん監修のメニューだからといって、そんなに人気があったわけではありませんでした」(同)
では、なぜ最初に鳥羽氏に監修を依頼しようと思ったのか。店主は鳥羽氏への尊敬の念も交えながら、こう語る。
「鳥羽さんはファミレスの『ガスト』やコンビニの『ミニストップ』などともコラボしている有名シェフですからね。その有名シェフが戸田市の出身であれば、やはり親近感は湧きますよ。実際に鳥羽さんに接してわかったのは、基本的には他人をほめるけど、しかる時はちゃんとしかることができる人。ただ、キレると怖い一面があるとも聞いていたので、私は何を言われても『ありがとうございます』と返していました」