キャップを逆さにかぶったり、額にバンダナを巻いたりとストリート系の衣装に身を包み、SixTONESのテンション爆上げナンバー「RAM-PAM-PAM」を披露。小島健は、敬愛する先輩・ジェシーのパートをさすがの再現度で歌いこなした。切ない表情でキメる者、堂々たる不敵な笑みを浮かべる者、シンプルにはっちゃける者。顔面にもそれぞれ個性が滲む。振り付けはAぇ! group仕様に変更されており、サビで繰り返されるフレーズ「RAM-PAM-PAM」に合わせて、自分のおしりを〝パンパン〟叩いた。(撮影=小黒冴夏)
キャップを逆さにかぶったり、額にバンダナを巻いたりとストリート系の衣装に身を包み、SixTONESのテンション爆上げナンバー「RAM-PAM-PAM」を披露。小島健は、敬愛する先輩・ジェシーのパートをさすがの再現度で歌いこなした。切ない表情でキメる者、堂々たる不敵な笑みを浮かべる者、シンプルにはっちゃける者。顔面にもそれぞれ個性が滲む。振り付けはAぇ! group仕様に変更されており、サビで繰り返されるフレーズ「RAM-PAM-PAM」に合わせて、自分のおしりを〝パンパン〟叩いた。(撮影=小黒冴夏)

 続くユニットコーナーは、1曲目が、年上組の正門、末澤、リチャードによる「King & Queen & Joker」(Sexy Zone)。白とゴールドの王子様風衣装に身をまとった3人が、ハッピーオーラ全開で甘々なラブソングを歌う。ラストは正門が腕を広げ、末澤とリチャードの肩を抱き寄せた。にっこりと頭を預けるリチャード。いっぽう、照れたように前で手を組み、ぷいっと視線をそらす末澤。2曲目は、年下組の小島、福本、佐野が本気の色香を見せつける「君の彼氏になりたい。」(Snow Man)。髪を乱し、苦しげな表情を浮かべた佐野が「大好き。」と吐息を漏らせば、普段のわんこキャラとのギャップに会場は悶絶。負けじと福本、「帰さない。」をキメる。

 大人なムードそのままに、「Party-Aholic」で6人がそろうと、息苦しいほどの艶めかしさが立ち込めた。突如ステージに現れた、薄暗い密室のセット。その中で耽美な表情を浮かべるメンバーの姿を、舐めるようなカメラワークで追う。スクリーンに大写しになった福本は、シャツをはだけさせてきれいに割れた腹筋を露わに。完全にスイッチが入った福本、落ちサビ前にはペロリと出した長い舌でゆっくりと下唇をなぞり、見事にファンをノックアウトした。

 とにかく振り幅が尋常ではない6人。バラードとなれば、しっかり聴かせる。「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」(V6)では、冒頭、小島が目を閉じてキーボードに向かい、湿り気を帯びた声色で弾き語る。そこに5人が優しく、力強く歌声を重ねていき、見事なハーモニーを完成させた。

 さて、Aぇ! groupのライブで盛り上がりを見せるコーナーといえば、お笑い。今回のツアーは通常のコントではなく、「みんなの絆を深めるため」のゲームに挑戦する企画になっている。メンバーの“自意識”が明るみに出た、爆笑必至の15分間の様子は、後日当サイトで詳細にレポート予定だ。

 公演によって内容が変わるゲームコーナー。この日は、6人それぞれ学生コスプレで挑んだ。福本は柔道部員、小島はバスケ部員、末澤は超絶美少女チアガール・誠子、佐野は野球部員、リチャードはサッカー部員、そして正門はボサボサのボブカットに赤ブチ眼鏡の癖強め女子・正子。グループ史上最高レベルに物議を醸しそうなビジュアルの正子は、早く衣装を脱ぎたくてたまらない様子だが、願いもむなしく、全員コスプレのままオリジナル曲「ストーリぃ!」へ。男子4人がマドンナの誠子を囲んで仲良く歌うが、正子はどうにも輪に入れない。少しずつにじりよる正子。そっと後ずさる5人。しかし正子はめげずに、手前にいたリチャードを確保し、ドヤ顔でイチャつく。

 そんなハッピーエンドかバッドエンドか分からない結末を迎えたところで、MCへ突入。正子とリチャードのカップル誕生を一応みんな祝福するが、正子に腕を抱えこまれたままのリチャードは、「尋常じゃない熱気を感じるわ、俺」と怯え気味だ。だがふと、正子のカツラがずり落ちかけ、正門の地毛が見えはじめていることに気がつく。「なんかデコ広がった?」(リチャード)、「前髪が前に伸びてんねん」(佐野)、「ゲゲゲの鬼太郎にそういう妖怪出てくる」(小島)と言いたい放題の面々。それでも「(変な格好しても)なんとも思わへんくなってる」「街を歩こうと思えば歩ける」と豪語する鋼メンタルの正子に、小島は「なんとか思ってほしいんけどな」「頼むから歩くな」と瞬時にストップをかけた。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ
ガチでネバーエンディングな“正子”の物語