6月8日の試合では、クローザーの湯浅京己が逆転サヨナラホームランを浴びるなど調子が上がらず、不安要素がないわけではないが、それでも他球団と比べて充実した投手陣であることは確かだ。現在中心となっている村上、大竹に疲れが出てきた時に青柳、西勇輝の2人が復調し、さらに若手も飛び出してくれば、18年ぶりの優勝の可能性は極めて大きくなるだろう。(文・西尾典文)

●プロフィール
西尾典文 1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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