中森明菜の魅力を今回語り尽くしてくれたシンガーのKaya
中森明菜の魅力を今回語り尽くしてくれたシンガーのKaya

 Kayaは3歳の頃、地元のお祭りで歌を披露したときにスポットライトを浴びて「ずっとあの(スポットライト)中にいたい!」というのが、歌手を目指すきっかけだった。2002年MALICE MIZER(マリスミゼル)のManaのプロデュースによりユニット『Schwarz Stein』ボーカルとして活動を開始した。

「私は“明菜ちゃんみたいになりたい!”って、ずっと思っていたんですけど、“あ、性別が違うな”って気が付いて(笑)。あれ!? どうしようかなと思っていた時に、ちょうどビジュアル系バンドブームだったんです。これだったら男女関係なく“派手な衣装が着られるじゃん! 明菜ちゃんみたいに黒いドレスが着られるわ!”と思いました。徳島県から上京して活動していたときに、MALICE MIZERのMana様が見に来てくださって、スカウトしてくださり事務所に入りました。90年代のビジュアル系の方たちMALICE MIZER やDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)世代って、明菜さんとか(工藤)静香さんに憧れた世代なんですよ。お話しているとMana様も明菜さんをお好きなんですね。あの世代の先輩は皆さん明菜さんが好きですね」

 そんなKayaに中森明菜の好きな曲を聞くと、独特な感性をもとに選曲してくれた。

「今回放送の伝説のコンサートでは6曲目に披露した89年発売の『I MISSED "THE SHOCK"』は好きですね。衣装がとてもビジュアル系なんです! いまで言うゴシックロリータのような衣装に王冠をつけて、あれがかわいくてー! 曲そのものだけでなく衣装とかメークにものすごく目がいきますね。衣装で言えば、伝説のコンサートで3曲目に披露した『Fin』は、当時の衣装はつばの大きなハットをかぶっていて格好よかった。『十戒(1984)』の黒のドレスも大好きです。伝説のコンサートのオープニングで歌った『TATOO』の衣装もボディーコンシャスでよかったですよね! どの衣装も今見てもすてきなんですが、明菜さんの曲って、今聞いても年代を感じさせない。他の80年代のアイドルの曲の中でも特に明菜さんの曲は、いま聴いても新しく感じる。全然古くならないのはすごいと思います」

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