中森明菜
中森明菜

 7月9日、「伝説のコンサート中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』」(NHK総合)がついに放送された。本来は6月19日に放送予定だったが、その日は放送開始の約1時間前に石川県で震度6弱の地震が発生したことで、延期となっていた。長らく表舞台に出てきていない中森明菜のライブ映像を楽しみに待つファンからは、「#待つ事には慣れている」との書き込みもあった。そんな待ちに待った「伝説のコンサート」をファンはどんな思いで見つめたのか。「中森明菜になりたい!」と歌手を志したシンガー・Kayaに「伝説のコンサート」はいかにして“伝説”となったのかを語ってもらった。

中森明菜ジャケ写で振り返る40年【写真30枚】

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「伝説のコンサート『中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』」で放送されたのはデビュー8周年、1989年4月に「よみうりランド EAST」で行った野外アニバーサリー・ライブ「AKINA INDEX-XXIII The 8th Anniversary」の模様だ。デビューから8年間のシングル曲を全曲歌い切るそのライブの魅力をKayaはこう語る。

「一番と言っていいほど好きなライブです! あの時が一番“明菜ビブラート”が美しい、完璧! 歌声もそうですが、体力もあって、痩せすぎてもおらず、スタイルもいい。明菜さんの表情がコロコロ変わるんですよね。お客さんの中に小さなお子さんがいて話しかけたり、明菜さんの魅力が全部詰まっている。ホントに、全国民に見てほしい! いや、世界中の人に見せたいライブです。日本が誇る宝ですよ。こんなに美しいものはないです! 世界中に届いてほしい!」

 魅力を語り出すと止まらないKayaが、中森明菜に魅了されたのは子どもの頃。

「幼少期、気が付いたらもう明菜さんは大スターでした。一番インパクトを受けたのは、86年発売の『DESIRE‐情熱‐』ですね。お着物を自分でリメイクされた衣装を『夜のヒットスタジオ』で拝見して、衝撃を受けました。“お人形さんが動いている!”って。幼少期から派手なモノ、華美なモノが大好きでした。中でも、ただ華美なだけでなく、その中に憂いがある、ちょっとダークサイドなものが昔から大好きだったんです。80年代のアイドルでは松田聖子さんと比較されますが、当時のアイドルは華やかな感じだった中で、明菜さんは異色というか雰囲気も全然違った。憂いを持っていて、それが“かわいい!”と思って魅了され続けて、30年以上です。私、年齢は非公開なんですが、バレバレですよね(笑)」

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明菜ちゃんみたいになりたい!