「足の速さで言えばチームトップです。大学3年秋に参加した日本代表候補合宿の50メートル走で中央大の五十幡亮汰(現日本ハム)の5秒42を上回る5秒32を記録。五十幡が中学時代に100メートル、200メートル走でサニブラウン・ハキームに勝って『サニブラウンに勝った男』と呼ばれていたことから、並木は『サニブラウンに勝った男に勝った男』と称されて話題を呼びました。打撃が粗削りで盗塁技術もまだまだ磨く必要がありますが、大きな可能性を秘めた選手ですね」(スポーツ紙記者)
並木は20日の巨人戦で途中出場し、同点の6回に先頭打者で右翼に三塁打を放ち、サンタナの中前適時打で決勝点となる本塁を踏んだ。黄金時代の到来を感じさせるヤクルトは若手に楽しみな選手が多い。武岡、並木の台頭は主力選手たちにも良い刺激になるだろう。(梅宮昌宗)