それでも「いい選手」であることは間違いなく、3大会連続でのメンバー入りを目指す大迫勇也のコンディションが回復せず、海外初挑戦のシーズンに挑む上田綺世が大きく調子を崩せば、サプライズでメンバー入りする可能性もある。この代表経験を糧にJ舞台で暴れ回れば、楽しみは増す。
カタールW杯は11月21日に開幕する。まずはその前の9月下旬に予定されている欧州遠征(アメリカ、エクアドル戦)のメンバーに、E-1選手権から何人が入ることができるのか。引き続き狭き門であることに変わりはないが、より多くの選手に可能性を広げたという意味で、そして国内組の再評価、Jリーグを盛り上げるという意味でも、意義のある「E-1選手権優勝」だったと信じたい。(文・三和直樹)