写真はイメージ(GettyImages)
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 YouTubeやSNSにあふれているダイエット情報。さまざまな情報に触れ、知識や比較対象が増えるほどに「いったいどれが正解なの?」と迷いが生まれてしまうものです。自分に合った方法で、健康的にダイエットを進めるためには、膨大な情報の中から必要なものだけを取捨選択する“目”を持つことが大切です。早稲田大学大学院で運動生理学を学び、「ダイエットコーチ計太」としてYouTubeでも活躍するパーソナルトレーナー・計太さんが、ダイエット情報に接する際に気をつけたいポイントをお伝えします。

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 「夏までにやせたい」「新しいダイエット方法を試したい」と思ってスマホやパソコンで検索をすると、数え切れないほどの関連情報やおすすめ動画が画面に表示されます。キャッチコピーに誘われて、たくさんのサイトを行き来した経験が誰にもあるはずです。そんな便利さの一方で、ダイエットに関する知識や情報量が増えすぎて、迷路に入り込んでしまうことも少なくありません。

 手軽に情報を手に入れられるからこそ、その本質を見極める判断力を磨き、迷った時に立ち返ることができる“軸”を作っておくことが重要です。そこで今回は、情報過多に陥りがちな“ダイエット脳”をリセットする方法を紹介します。情報を整理して、ダイエットの原理原則をインストールすることで、無理のないダイエットを目指しましょう。

■誤解や勘違いを生む「地雷」を取り除くこと

 ダイエット脳をリセットするための第一歩は、蓄積された情報を整理して、不要なものを取り除くこと。そして、ダイエットに関する「誤解」や「勘違い」を取り込まないことです。YouTubeやSNSに並ぶダイエット情報には、誤解を生むような表現を使った“地雷”が紛れていることもあるので注意が必要です。

 例えば「○○だけでマイナス□□kg」「誰でもやせる△△」のように、インパクトを重視したタイトルやサムネイル。これらは、たくさんの人に観てもらうために“エンターテイメント化”されていることが多く、言葉の通りに受け取らない方が賢明です。

 また「私が○○kg痩せるためにした運動」というコンテンツもよく見かけます。ただ、そこで紹介されているのは、それほどハードな運動ではないことが少なくありません。「この運動をするだけでやせられるんだ」と勘違いしがちですが、きっとやせた理由はひとつだけではありせん。冷静になって考えれば、その運動だけで成果が得られたわけではないことに気づくはずです。運動メニューのひとつとして参考にするのはOKですが、仮に効果が得られなくても「これほど頑張っているのにやせられないのはなぜ?」と悩むのはやめましょう。

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計太

計太

計太(けいた)/1989年、奈良県生まれ。大阪教育大学スポーツ科卒、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。専門は運動生理学。東京を中心にパーソナルトレーニングジム「ボクノジム」(https://bokuno-corporation.com/)を経営。論文の科学的データに自身の経験を組み合わせ、インスタグラムやツイッターなどで理論的かつ実践的なダイエットやトレーニングに関する情報を発信中。“2か月後の減量よりも1年後の健康”をテーマにしたYouTubeチャンネルは登録者11万人(2022年1月現在)と人気を集める。また、公式LINE(https://lin.ee/VJIfdbB)ではダイエットに役立つ情報や動画を無料配信中。

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