現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)で主人公・北条義時(小栗旬)の盟友である三浦義村を演じている山本耕史(45)。義時のよき相談相手であり、そのクールな役どころが好評を得ている。義時が最後に相対する敵は、尾上松也演じる後鳥羽上皇と目されていたが、脚本を手掛ける三谷幸喜氏はスポーツ紙の取材に対し「ラスボス的な存在で主人公に立ちはだかるのはこの男(義村=山本)かもしれません」と構想を明かしていた。
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「三谷さんのお気に入り俳優として、三谷作品には欠かせない存在となっている山本さんですが、2004年に放送された『新選組!』では土方歳三を演じて、近藤勇役の香取慎吾に劣らない話題を集めました。今回の大河でも、主人公の頼りになる存在として人気を得ていますが、これから敵対する存在になっていくということでますます注目を集めそうです」(テレビ情報誌の編集者)
敵役といえば、現在、大ヒット中の映画「シン・ウルトラマン」での外星人・メフィラス役も注目を集めている。外見は人間そのものだが、地球征服を企む外星人という役どころで、長いセリフを流ちょうに淡々と話し、不気味さを漂わせる演技力はさすがのひとこと。SNSやクチコミサイトでも、主役を食うほどの存在感と絶賛の声が相次いでいる。
「劇中で山本さんが口にしていた『○○、私の好きな言葉です』というフレーズが『メフィラス構文』として、SNSで大流行していますよね。一度は言ってみたくなるほど中毒性があるようで、大喜利状態で挙げる人が続出していました。山本さんは7月から始まった月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ)でも、納入業者いじめや価格カルテルに手を染める悪徳実業家役を好演しています。貫禄のある悪役がすっかりハマっており、SNSでも『イイキレっぷりクズっぷりだったなあ』『悪い顔最高』と大評判です」(同)
0歳から赤ちゃんモデルを務め、10歳のとき「レ・ミゼラブル」で舞台デビューした山本。これまで数多くの現場を経験し、高い演技力が認められたということか。どんな憎い役でも魅力的に見えてしまうからすごい。