僕がタレントという仕事をしているから仕方ないのだけれど、「竹山がこんなこと言っていた」がニュースにされて、そこからの賛否になるんですよね。そこからさらに、別の人が批評する。その批評が、別のサイトで記事として報じられる。そうして、ネズミ算的に、ニュースが増えていくんですよね。竹山の言葉として報じられたときには、「TBSラジオの『たまむすび』で」というのは、いつの間にか消え去っているんですよね。それはどうでもいいことになっている。
いまの世の中、色々なものがSNS発信始まりだなと改めて思った。出元のニュースが消えてしまうことがある一方で、それを利用している部分もあるじゃないですか。テレビ番組を見ていなくても、SNSで拡散してもらい認知が上がることもあるから利便性もある。
僕の発言だけが、知らないところで切り取られていく理由を推測するに、僕には「SNSでも自分の意見をガンガン発信している人」みたいなイメージがあるからだと思う。僕のTwitterやInstagramを調べてもらったらわかるけど、僕はSNSで自分の意見を声高らかに発信していないですからね。
もちろん、僕はタレントをやっているのと、さらに「コイツ、何か言うんじゃないか」というイメージを持たれているはわかるし、それはありがたいことだと思っている。
僕の発言が切り取られて、そこから賛否が始まることをとやかく言いたいというよりも、本当に一番言いたいのは、「『たまむすび』には時事ネタを扱うコーナーもありますよ。面白いから聞いてみてください」ってことだけなんです。そこは、全く伝わらず、自分の発言だけが自分の手の届かないところに行って話題になってしまう。なんだか、僕がスタートラインに立っていないのに、急に走り出していて「おい、ここはどこだ!?」って感じ。
こういう意見をこのコラムに書くと、この記事にも「そんな意見をオマエが語るな!」ってコメントが付くのは想像できるけど、じゃぁ、ラジオでも黙って聞いているのか!? 間違っている意見でも「はい」と言うんですか!?