テレビやラジオでの発言が切り取られて報じられることが多いお笑い芸人のカンニング竹山さん。ネット記事で「竹山、ズバリ」「竹山が持論」のような見出しがあがったところから賛否が巻き起こることにモヤモヤしている。
【写真】カンニング竹山のかつて憧れの存在でいまは「オッサンの先輩」はこちら!
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僕が月曜レギュラーを務めている『たまむすび』(TBSラジオ)で、15時台に時事ネタについて、ジャーナリストの方を交えて話すコーナーがあるんです。先週、そのコーナーでは、自民党の杉田水脈氏がLGBTなどの性的少数者を「生産性がない」と表現し、取り消しと謝罪に応じなかったことについて取り上げました。
ゲストのジャーナリストの方が意見をお話されて、それに対して、パーソナリティの赤江珠緒さんと僕が話をする。そうすると、主にスポーツ新聞系のニュースサイトで、切り取られるわけです。
例えば、
【カンニング竹山 自民・杉田水脈氏にズバリ「小選挙区で出さなきゃいけない」】
【カンニング竹山、杉田水脈政務官の謝罪拒否に「小選挙区で出て国民の審判を」】
こうした見出しでニュースがあがり、ここから賛否の言い合いが始まるんですよ。それが、あーでもない、こーでもないって「竹山、政治に口出すな」「コイツの意見は間違っている」とか、中には「いいこと言った」もあり、賛否が巻き起こる。
でも、この流れって、そもそも僕が最初に話題にしたわけじゃねぇーし! って思う。番組でのジャーナリストの方と時事問題を議論するコーナーで、赤江珠緒さんも僕も、黙って聞いていればいいのか!? ゲストにいらした方のお話しに、「はい」「そうですね」と答えるだけでいいのか!? もしも、ゲストが間違ったことを言っても「そうですね」って聞いているのか!? と思ってしまう。
あくまでも仕事だから意見を言うわけだし、番組にそういうコーナーがあるから言うんだけど、一番悲しいのは、本来、議論すべきニュース自体を取り上げたことで盛り上がらないんですよ。