「2億5000万円は確実ではないか。暴力事件のことをいまだに言う人もいるが、選手としての評価では妥当な線。1500安打、300号という目標があるので来シーズンへの期待度も高い。また記録達成時のグッズ収入も考慮できる。仮に今季以上の活躍をすれば、来オフの契約更改で複数年契約の可能性もあるだろう」(在京球団編成担当者)

 過去に起こしてしまった事件は取り返しはつかない。しかし本人が猛省して罪を償い、グラウンドでしっかりと結果を残した。かつての名声が一度は地に落ちた中田は必死に這い上がろうとしている。今季は決して満足とはいえないが、チームで孤軍奮闘する姿も目立った。プロ野球選手として、また新たなチャプターに入りつつある中田にチームはどの程度の年俸を提示するのか。チームの現在の評価が分かるだけに注目したいところだ。