そして、お金を払うときに、「その価値があるのか?」ということをシビアに考えてみて。
500円払ったら、500円の価値があったか自分に聞いてみてください。
僕はこういう思考が癖になっているから、自分が感じたおいしさよりも、実際は値段が高かった食事代を払うとすごく悔しくなります。
僕だって、たまには奮発をして3000円くらいのランチを食べることがありますが、そのとき、「これは2000円の味だ」と思ったら、差額の1000円分は苦味になっちゃうよね。
■「時給計算」をしてトレーニング
もう一つ、節約筋のトレーニングになるのが「仕事の苦労を思い浮かべる」ということです。
僕が最初にお金を稼いだのは新聞配達だったので、お金を使うときにはつい「これは新聞配達30軒分だな」などと考えるのが癖になっています。
早朝に30軒分の新聞を配るというのは、並大抵のことではありません。だから、その苦労を思い返すと、僕は無駄遣いしたい気持ちが収まります。
また、今仕事をしている人は、一度、時給換算してみるといいでしょう。もしあなたの時給が1000円なら、税金などを引いた手取りは800円くらいですよね。
だから、たとえば5000円のモノを買おうとするときは、「6時間分の仕事の苦労に見合っているのか」と考えられます。
そういう意味で、環境さえあるのなら、若い頃からアルバイトで苦労をしておくことをおすすめします。