その他、これまでに移籍が決定した中では、元日本代表のMF小林祐希(神戸→札幌)、今季J2で14得点を決めたFW高橋利樹(本→浦和)、今季J1で30試合出場の万能MF和泉竜司(鹿島→名古屋)、天皇杯制覇に貢献したMF山田陸(甲府→名古屋)、経験豊富なターゲットマンFWパトリック(G大阪→京都)、J2で今季9得点4アシストと結果を残したサイドアタッカーのFW杉山直宏(熊本→G大阪)といったところが注目の面々だ。

 彼らが来季、どのような活躍をするのか。そして今オフ、さらなる大物選手の移籍成立はあるのか。すでに上位2強と第2集団の差が縮まり、勢力図に変化の兆しが見えつつある今、来季の優勝争いは果たしてどうなるのか。W杯でサッカーへの注目度が上がっている今だからこそ、Jリーグの各クラブもより魅力的でエキサイティングな試合を展開し、日本サッカーの“面白さ”をアピールしたい。その「準備」として、今後の移籍市場からも目が離せない。(文・三和直樹)