写真はイメージ(GettyImages)
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 お客さんも話したいだろうし、書き込みたいだろうけど、全く、その内容が表に出てない。普通だったら、お客さんもネットで語り合いたいと思うんですよね。一見、アナログなことかもしれないけど、時代に反しているのって面白いなと思っている。このスタイルは、守っていきたいなと考えている。芸人・竹山としての美学ですよね。

 来年、52歳になるんですが、オヤジが死んだ年齢なんです。オヤジの年齢と同じになることを「オヤジ越え」というそうですが、ちょっと、恐怖でもあり、越えなきゃいけないことでもありと思っている。

 当時、オヤジが死んだときは、周りからまだ若いのにといわれていたが、僕からしたら「オジサンじゃないかよ」と思っていて、その年齢になるときが近づき、僕はありがたいことに現役で働かせてもらっている。ここからは、面白い仕事はもちろんやっていきたいし、なんだコイツって思われていたいですよね。

 それこそ、いまだにドッキリを仕掛けられたり、ニュースで真面目に語っていたり……世の中の人からは「コイツ、何がしたいの!?」って思われているかもしれないけど、そういうことが好きだったりする。自分自身がこれからどうなっていくんだろうとか、何をやらせてくれるんだろうとか楽しみだったりする。

 この年になって、どれだけくだらないオッサンかと思われるかを大切にしたい。いつも尊敬されたら終わりだなと思っている。若手が「芸人で誰が目標ですか?」って聞かれたときに「カンニング竹山さんです」って答えられたら「終わったな」です(笑)。そうならないように、いつも「あの人なんなんだろう」というような人でい続けたい。ここから、また新たな竹山が始まると思っています!

■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、昨年4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録

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