手術後しばらくは、前足と共に足をたたんで座ること(香箱座り)がしにくいようでしたが、それも今は大丈夫。動物病院に行くのは苦手みたいですけどね。
私のせいで痛い思いをしたのに、私を避けることもなく前と変わりなく甘えてくれる、そのことに何よりも救われて、可愛さもひとしおです。
思えば今まで、多くの動物とつきあってきました。
結婚して最初に飼った猫は20歳まで生きました。その猫を亡くしペットロスになった時に、迷い犬と出会って家に迎え、介護をして看取りました。その後、やはり猫をと思って迎えたチンチラは体が弱かったけど、その子がいたから病院との縁ができて、こうしてウイスキーが無事に走り回っている……。歴代の動物たちが、見守ってくれているのかな。
ウイスキーはもちろん、シャンパンにもチャトランにもずっと健康でいてほしい。けがをしないように病気をしないように、パパと娘と一緒に大切に見守っていきたいです。ずっとずーっと一緒にいましょうね!
【後編:“憧れの君”との同居を叶えた野良猫チャトラン 恋と友情と絆「三角関係」から穏やかな時間へ】に続く
(水野マルコ)
【猫と飼い主さん募集】
「猫をたずねて三千里」は猫好きの読者とともに作り上げる連載です。編集部と一緒にあなたの飼い猫のストーリーを紡ぎませんか? 2匹の猫のお母さんでもある、ペット取材歴25年の水野マルコ記者が飼い主さんから話を聞いて、飼い主さんの目線で、猫との出会いから今までの物語をつづります。虹の橋を渡った子のお話も大歓迎です。ぜひ、あなたと猫の物語を教えてください。記事中、飼い主さんの名前は仮名でもOKです。飼い猫の簡単な紹介、お住まいの地域(都道府県)とともにこちらにご連絡ください。nekosanzenri@asahi.com