「異次元の少子化対策」を掲げた岸田首相
「異次元の少子化対策」を掲げた岸田首相

 TikTokで子育てあるあるを投稿している竹田さんは「これこそ、子育てあるあるからの発言」だと言う。

「おそらく、子育てのメインは奥さまだったのではないかと思います。妻が子どもを夫に預けて、短時間外出して家に帰ってきて『ありがとう。大丈夫だった?』って夫に聞くと『全然問題なし!大丈夫だったよ』って言われると、ちょっとチッって舌打ちしたくなる。夫に子どもを預けたときに限って、子どもがいい子にしている、あれムカつく!(笑)。大変さを思い知らせてあげようと思ったのに、その日に限って全く煩わせない。実はこれってよくあることなんです。育児の大変さを理解するのは1日にしてならず。だから、世のママたちが言っているのは、最低でも1カ月、24時間まるまる子育てを経験してみないと大変さは伝わらない」

 ここで竹田さんから岸田首相に提案。

「異次元の少子化対策を講じるとおっしゃっていたので、子育て支援政策に関わる方が、ぜひ1カ月、一般の子育て家庭に入っていただいて過ごしてもらいたい。いまよりも何をすべきか見えてくると思います。うちはいつでもウエルカムです(笑)」

「おもしろ荘に出演した芸人はその年にブレークする」ともいわれているが、夢だったお笑いの道へ進むのかと思いきや、「ブレークはしない!」と断言する。

「結局、人を笑顔にすることを辞めなかったから、運がめぐってきた感じです。仮にブレークしてしまったとしても、毎日、4人の子どもたちと一緒にいるからネタができるのであって、家から出たらネタがなくなります! 子育てしてないことになってしまうわけで、ただのオバサンになっちゃうなと(笑)。だから、ブレークしないです!」

 芸人としてのブレークはないというものの、自治体から子育て支援のワークショップの依頼が舞い込んだりしている。

「地元、静岡県富士市の子育て中のお母さん向けのワークショップに講師として声がかかりました。ヨガや手作り教室などの8つほどのテーマがあって、なぜかそこに私が入り、講義名は『爆笑、子育てあるある相談会』。前代未聞の試みで、他の講師の方は何か教えたり、学びの場なんですけど、私は一緒に遊ぶだけ(笑)。堅苦しくなりがちな自己紹介から楽しくしようと思って、私が作ったフィリップで『初めて買った漫画は?』『初恋の人は?』とかお母さん自身を掘り下げるものを用意しました。そのあと、フルーツバスケット(椅子取りゲームの一種)というゲームを子育てあるあるのお題でやりました。『手、ガサガサの人』とか『子どもには野菜を食べろとか言ってるのに自分の昼ごはんは菓子パンで済ませている人』とか。『旦那さんのこと愛している人』では、誰も立ち上がらず、シーンみたいな(笑)。これから試行錯誤しながら、こうしたワークショップもやっていきたいです」

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