こうしたワークショップもTikTokの投稿も子育ての大変さとそこにある楽しさの共有と共感だ。

「子育て支援で出会ったお母さんたちとグループLINEをやっていた時期があって、日曜の朝、グループLINEの1人が投稿してきて<私が朝からごはん作って、子ども世話しているのに、旦那がソファーに寝転がって、ずっと携帯いじってんだけど、ムカつくー>ってチョロリンって入ったら、一斉にみんなが<わかる~><わかる~><わかる~>って(笑)。共感の嵐が巻き起こり、その瞬間、私はスカッとしたんですよ。『これだ!』と思って、子育て中にこの瞬間があるかないかで、色々な苦労が吹っ飛んだり、嫌なことが流せたりできて、大事だなと思った」

 こうした「わかる~」の声こそを拾い上げた子育て支援や対策が心から望まれる。(AERAdot.編集部・太田裕子)