岸田首相が2023年の年頭記者会見で掲げた「異次元の少子化対策」。本気を見せたのはわかるが、1月27日の参院代表質問では、育児休業中のリスキリング(学び直し)を「後押しする」と述べ炎上。リスキリングは「2023年の流行語大賞か」とささやかれてしまうほど、子育て中や子育て経験者の人たちには、悪い意味で刺さった言葉となった。
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こんな発言をする首相に異次元の対策をお任せできるのだろうか。TikTokで子育てあるあるの投稿でブレークし、売れっ子芸人を輩出する『おもしろ荘』(日本テレビ)にも出演した4人の男の子のママの竹田こもちこんぶさんに、岸田首相に突っ込みを入れてもらった。
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育休中の学び直しを「後押しする」という岸田首相の発言を聞いたときに、9歳、5歳、3歳、1歳の男の子のママである竹田こもちこんぶさんは、過去に友人から言われた言葉を思い出したという。
「一人目の子どもを出産したとき、久しぶりの昔の演劇仲間に会ったんです。その友達から『毎日何やってんの? 暇でしょ!?』って。友達からしたら昔の私は、毎日舞台の稽古して、バイトして、舞台の本番を迎えての繰り返しで、ほとんど家にいないような生活。そんな私が、産後、子どもと2人で家にいる生活になったことが暇に思えたんでしょう」
その友達に言ってやりたかったのは「暇じゃねーし!」だったが、その言葉は出てこなかった。
「友達からしたら<家にいる=暇>みたいなイメージなのかもしれません。その時『暇じゃねーし』って言い返したかったんだけど、何がどう大変かってうまく言葉にするのが難しかったんです。暇という言葉を言われたことも、それに言い返せなかったのもショックでした。子どもができて精神的に余裕がないというダメージを負っているところに、さらに鈍器で殴られたような衝撃(笑)。言われた日は一日中モヤモヤしていました」
そんな竹田さんだが、いまでは言い返せる「暇じゃねーし」と。