ここでは、この8つのコツを踏まえたナレ式の「チヂミ」と「わかめスープ」のレシピを公開。料理にまつわる韓国の風習も含めて、味わいたい。

◇ 雨の日に食べたい海鮮チヂミ

海鮮チヂミ/マッコリと共に味わいたい。キムチとじゃがいもを入れた「キムチチヂミ」、長ねぎだけで作る「長ねぎチヂミ」など、アレンジも楽しい
海鮮チヂミ/マッコリと共に味わいたい。キムチとじゃがいもを入れた「キムチチヂミ」、長ねぎだけで作る「長ねぎチヂミ」など、アレンジも楽しい

 韓国の人たちにとって、雨の日はチヂミを食べるのがお決まり。雨が降る日にチヂミ屋さんに行くと、必ずといっていいほど満席だ。雨の音がチヂミを焼くピチピチという音を連想させて食べたくなる、と言われているが、キム・ナレさんは「私にとっては子どもの頃からの習慣。反射的に食べたくなります」と話す。そして実は「チヂミ」は慶尚道(キョンサンド)あたりで使われる方言で、ソウルでは一般的に「プチムゲ」と呼んでいるという。

[材料(2人分)]

小ねぎ…15本
えび…5尾
いか…40グラム
にんじん…少量
生の赤唐辛子(斜め薄切り)…少量
溶き卵…1個分

(生地)
小麦粉…50グラム
片栗粉…大さじ1
水…70ミリリットル

しょうゆ…小さじ1
油…大さじ1 と1/2

(たれ)
玉ねぎ(粗みじん切り)…1/4個分
生の青唐辛子(小口切り)…少量
しょうゆ…大さじ3
酢…大さじ1/2
砂糖…小さじ1

[作り方]

1 小ねぎは15センチ長さ(フライパンの大きさに合わせて調節する)、えびはひと口大、いかは5ミリ幅の輪切り、にんじんはせん切りにする。
2 いかとえびはさっとゆでて、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
3 ボウルに生地の材料としょうゆを入れてよく混ぜる。
4 フライパンを弱火にかけて米油大さじ1をひき、ねぎを並べて入れる。その上に3の生地の半量をかけ、にんじん、いか、えび、赤唐辛子をのせる。残りの生地を全体にかけ、溶き卵を具材がくっつくようにところどころにかける。
5 ねぎに軽く焦げ目がついたらひっくり返し、中火にしてねぎのまわりに米油大さじ1/2を足す。
6 フライ返しでぎゅうぎゅう押さえながら火を通し、下の面がきつね色になったらひっくり返し、さっと焼く。
7 器に盛り、たれ(好みに応じて白ごまを加えても)を添える。

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