・家にいる間、ずっとスマホを触っている


・毎日寝不足なので朝が起きづらい
・見知らぬ人とつながる

 息子が、訳もわからずイライラするので、スマホを隠すと、見つけ出して隠れて触る。そんなイタチごっこのようなことを何度も繰り返しました。本当に何度もぶつかり親も子も心身ともに消耗するところまで行きつきました。そこまで行ってやっと、今はスマホのルールを明確にして使用しています。例えば、夜はスマホをしない。ゲームをしたければ、「もう遅いから今日は寝て、朝早く起きてしよう」といった感じですね。そうすると息子は張り切って朝早くに起きます。したいことをして、朝ごはんもたっぷり食べ、学校にも元気よく行っています。スマホをよく触っている頃は、息子との会話も減っていたのですが、今はよくしゃべりますし、訳のわからないイライラも激減しました。

 スマホがなくてはならない世の中になり、スマホは私たちの生活を豊かにしてくれています。しかし、スマホを使いすぎると子どもは依存してしまいます。小さい時は特に、親が使用頻度と使用時間のルールを明確に決めてほしいと思います。

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◯中田馨
なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

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中田馨

中田馨

なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

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